YAMAHA YZF-R15(Ver2) リレーの点検

YZF-R15 Ver2が不動になった時にスターターリレーとスターティングサーキットカットオフリレーを点検したのでメモ。

  

スターターリレー

シート下にある黒いボックスです。バッテリーも黒いボックスと言えますが, それではなくピンク色の部品と連結されているものがスターターリレーになります。

 

テスターを当てる際はまず黒いボックスを配線から分離します。

 

f:id:madoibito80:20170710204312j:plain

 

写真の赤いリード線はバッテリーのプラスに繋がっています。バッテリーのマイナスを写真で見て赤の右に繋ぎます。

残りは下図のようにテスターを繋いで抵抗を測ります。

 

f:id:madoibito80:20170710204329p:plain

(Ver1のサービスマニュアルから引用.R/Wは赤白を意味しますがVer2では赤です)

スターティングサーキットカットオフリレー

タンデムシート下にある青いボックスがスターティングサーキットカットオフリレーです。

[ニュートラル OR クラッチレバーを握っている]状態でキルスイッチをON/OFFするとリレーからカチカチ音がします。

 

テスターを当てる際はまず青いボックスを配線から分離します。

 

 

f:id:madoibito80:20170710203813j:plain

 

写真の赤いリード線はバッテリーのプラスに繋がっています。バッテリーのマイナスを写真で見て赤の下に繋ぎます。

残りは下図のようにテスターを繋いで抵抗を測ります。

 

 

f:id:madoibito80:20170710203840p:plain

(Ver1のサービスマニュアルから引用.L/Bは青黒を意味しますがVer2では青です)

Intel EdisonでモバイルWi-Fiカメラ

Intel Edisonを使用してモバイWi-Fiカメラを作成しました.

  

f:id:madoibito80:20160623144045j:plain

 

PCの画面

f:id:madoibito80:20160623144115p:plain

 

ソフトウェア

$ opkg install opencv

$ opkg install python-opencv

でEdisonにOpenCVがインストールされます.

 

$ python

>>> cap = cv2.VideoCapture(0)

>>> ret, frame = cap.read()

これで変数frameにカメラ画像が代入されますので, socketでmacへ画像を送信しました.

 

 

パーツリスト

 

 

Edisonを使用する上での注意点

  1. ファームウェアの更新にはIntel公式のsetup toolを使用します.Finderからファイルを書き込むと容量が足りないと言われますが, setup toolを使用するとスムーズに進みます.(下記の公式チュートリアルは地雷だと思っています.http://edison-lab.jp/flash/mac/)
  2. バッテリーはJ21コネクタに接続します.ドキュメントには散々「バッテリーはJ2に取り付けろ」と書いてありますが, J2から給電出来るのはEdison本体だけで, USB機器には給電出来ません.また, J21は7V以上の電圧で給電しますが, その電圧を誤ってJ2に流すと過電圧で壊れるので気を付けましょう. 
  3. USB機器はMicroAでJ16に接続します.EdisonのJ16コネクタはMicroBで接続するとUSB子に, MicroAで接続するとUSB親になります.UVCカメラを繋ぐ際はMicroAに変換して繋ぎましょう.

 

 

以下のサイトが参考になりました.消費電流もこのサイトの記述とほぼ同じでした.

gataro-avr-ken.cocolog-nifty.com

 

特にWi-Fi通信時だけ瞬間的な消費電流が多く,

プログラム実行 => ~250mA

UVCカメラ+WiFi+プログラム実行 => ~350mA

といった具合でした.

 

 

処理内容によってはかなり発熱します.空冷しないと30分程度でUVCカメラが落ちました.

 

 

PCとのad-hoc(アクセスポイントを介さない)通信については下記を参考にして下さい.

madoibito80.hatenablog.jp

 

 

 

*画像からOpenCVを用いてORB特徴量を抽出し, 特徴点を画像に書き込むタスクでは, MacBookPro(2.5GHzデュアルコア Intel Core i5プロセッサ)と比較して約14倍の処理時間を要しました.

*OpenCVを用いてUVCカメラから画像を取り込み, ORB特徴量を抽出し画像に書き込んだものをWi-FiでPCへ転送すると, 640*480のRGB画像で10秒程度のレイテンシでした.

 

 

まとめ

小型化する必然性があり, それを実現出来る(ハードウェアの腕に覚えのある)エンジニアでなければ, Raspberry Piを使った方が楽チンかな, という気はします.

Intel EdisonとMacのad-hoc Wi-Fi通信

2015年2月のファームウェアアップデートにより, Edisonで簡単にアドホック通信が出来るようになりました.本記事ではEdisonとMacアドホック通信の手順について述べます.

 

1.下からEdisonのsetup toolをダウンロード

IoT - Intel® Edison Board Download | Intel® Software

  

2.setup toolを使用してEdisonのファームウェアを最新版に更新

*2015/2/6にリリースされたR2のベータ版「WW05-15」以降

 

3.下のドキュメントのsection 9.4にあるスクリプトをwpacli_ibss_open.shとして保存

http://download.intel.com/support/edison/sb/edison_wifi_331438001.pdf

*section 9.4はPDFの一番下です

 

4.Edisonで"sh wpacli_ibss_open.sh [Edisonから飛ばしたいSSID]"を実行

例 : $sh wpacli_ibss_open.sh edison

 

5.上で指定したSSIDWi-Fiが飛ぶのでMacから接続

 

6.Edisonで"ifconfig wlan0 [Edisonに割り当てるIPアドレス]"を実行

例 : $ifconfig wlan0 192.168.3.3

 

7.MacでEdisonとのネットワーク設定を行う

ネットワーク環境設定を開いて,TCP/IPタブのIPv4の設定を"手入力"にします.

"IPv4アドレス"にはMacに割り当てるIPアドレスを入力し, "サブネットマスク"には"255.255.255.0"を入力します.

 

 

これでpingが通ればOK

 

 

おまけ

Edisonの/etc/wpa_supplicant/wpa_cli-actions.shを編集するとEdisonのIPアドレスを固定出来て便利です

 

 

if [ "$CMD" = "CONNECTED" ]; then

    kill_daemon udhcpc /var/run/udhcpc-$IFNAME.pid

#  udhcpc -i $IFNAME -p /var/run/udhcpc-$IFNAME.pid -S

    ifconfig $IFNAME [EdisonのIPv4アドレス] netmask 255.255.255.0

    route add default gw [ゲートウェイIPv4アドレス]

 

 

*Edisonの機嫌が悪いときはrebootしましょう. 

*IPアドレスが他の機器と衝突しないようにしましょう.